COReports は、帳票印刷レイアウト作成のためのツールである。 帳票レイアウトの設計は「フォームエディタ」で行う。 作成されるファイルは .crf となる。 VisualBasic( VB )等で作成したアプリケーションとともに配布することで、 アプリケーションから渡したデータを .crf に定義したスタイルで印刷することができる。 アプリケーションから印刷レイアウトに関する設計を切り離せるので、 相互のインターフェイス(データ構造)だけ定義しておけば、といったメリットがある。 実際に使用した際に、工夫した点を以下に示す。
- 分業が可能となる。
- レイアウト変更は .crf の入れ替えだけで済む
- 客先要望を聞きながら比較的短時間でスケルトンを提示できる
実際に使用した際の、作業手順例を以下に示す。 ●用紙設定 フォーム・フォームのプロパティ・用紙で用紙A4・横に設定する。 マージンを、下左右10mm 上17mm に設定する。 ●オプション設定 「ツール・オプション・制御」で 「コピー・ペースト時、オブジェクト名はコピー元の名前を使用する。」にチェックしておく。 ●罫線配置 レイヤの名前を「罫線」にする。罫線をレイアウトする。罫線の太さは 0.26 or 0.52 で統一する。 ( 線種は2,3種類までが望ましい::それを越えると見苦しい ) ●ラベル配置 「フォーム・レイヤ・新規」で 「ラベルonグリッド」を作成する。 グリッドは点線表示にする。 グリッドにあわせることのできるラベルを配置する。 フォントは明朝、10pt とする。 見出しのフォントは明朝、22ptとする。 「フォーム・レイヤ・新規」で 「ラベル非グリッド」を作成する。 グリッドにあわせない設定にする。 グリッドにあわせられないラベルを配置する。 フォントは明朝、10pt とする。 ●データフィールド配置 「フォーム・レイヤ・新規」で 「データフィールド」を作成する。 データフィールド( [999]) を配置する。 フォントはゴシック、10pt とする。 オブジェクトの名前はテーブルの項目IDとする。 複数の明細行のフィールド名は項目ID末尾に 1,2,3,,, と連番をつける。 文字列のデータフィールドは 「Xタイプ」 に設定する。 ----- ★データフィールドには必ずダミーデータを記述すること。 ダミーデータは、「ツール・オプション・印刷・ダミーデータ」で印刷プレビュー、印刷できる。 ★マルチセレクトは「CTRL+クリック」ではなく「シフト+クリック」であることに注意( 普通じゃないでしょ ) ★コピー・ペーストを繰り返す前に、あらかじめ必ず、 ・フォント、サイズ ・編修子 の設定を再確認すること ★リストフィールドの使い方を理解すると複数行の明細を うまく配置できるかもしれない。
- 同様の悩みで複数人が時間を浪費しないように
- できるかぎり手順を単純に
- 最初のレイアウト作成時に基本的な文字サイズ行高さ etc. を既定
- テスト印刷は、Acrobatを使用して時間と紙を節約
株式会社エイチ・オー・エス 帳票開発ツール「シーオーリポーツ」体験版ダウンロード http://www.hos.co.jp/download/
since 02/02/19